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研究科案内

概要

ご挨拶言語社会研究科の骨格第1部門第2部門

ご挨拶

 言語社会研究科は、創立140年の永い歴史を誇る一橋大学にあって、まだ新しい研究科です。「言社研」ならではの特色ある教育研究の確立を目指して日々努めております。

 今日、一橋大学のみならず、国を挙げて大学教育の改革が叫ばれていますが、そのキーワードはグローバル化です。言語社会研究科では、従来も東アジア諸地域との交流を活発に行ってきましたが、今後はその範囲を一層拡大し、教育研究の国際化を促進することによって、今日性を表現していきたいと考えています。

 海外の言語、社会、思想、文学……これらに触れることで、自分を相対化し自己認識を深めることができます。自己相対化は学術研究には不可欠の態度ですし、アカデミズムに留まらず、様々な分野でグローバルに活躍する際の重要な姿勢の一つでもあります。このような資質の涵養については、外国の言語と文化を研究し、それぞれに深く体験してきた教員から成る言語社会研究科には、一定のアドバンテージがあるでしょう。

 言語社会研究科は、一橋大学で唯一人文系の教育研究を前景化した研究科です。

 そもそも人文的な知は、時代に左右されることのない、学知の最も基本的かつ本質的なものです。近代以降、学術研究はイデオロギー装置として制度化され、様々な分野に細分化されてきましたが、それらの根本にあるのが人文的な知です。その出発点は素朴な感性認識かもしれません。しかし、一見素朴な認識や感受はしばしば鋭い予見を含むものです。そこを切り口に、より専門化された高度な領域に踏み込んでいくことも可能になります。どのような形を採るにせよ、人文的な関心と切り結ばない知識は容易に技術化、陳腐化します。自己目的化した技術的な知識などというものは、素朴な、しかし人間にとってリアルな問い、人間的興味や関心に決して応えてはくれません。人文的な知とは、冷静な自己認識を礎とする柔軟な知性にとって不可欠なものであり、言語社会研究科の教育研究はこのような知性の涵養を目標に据えているのです。

 言語社会研究科は、時流に迎合することなく、他者との関係性のなかで構築された、しっかりとした主体を足場に据え、グローバルレベルでの人文的な知の鍛え上げを着実に目指していきます。

2014年12月1日 研究科長 坂井洋史

言語社会研究科の骨格

言語社会研究科は、研究科は第1部門(人文総合)と第2部門(日本語教育学位取得プログラム)に分かれています。

第1部門は、言語、思想、文学、芸術など人文学の多様な分野をカバーし、豊かな人文的教養と深い専門的知識を兼ね備えた人材の育成に努めています。2007年度からは、東京学芸大学との連携による「アジア文化講座」を設置し、東アジアの言語文化に関する教育研究の強化に努めています。

第1部門 【人文総合】授業科目系(系名をク リックすると授業科目一覧が開きます)。
社会言語系
思想・哲学・歴史系
欧米文化系
アジア文化系
芸術系

第1部門についての詳細はこちらをご覧ください。

 

第2部門は、言語社会研究科、一橋大学国際教育センター国立国語研究所の三者による連携講座として、2005年度に設置されました。日本語教育学、日本語学、比較文化学の三つの柱からなっており、日本語教育・日本語学の分野で新たな時代の要求に応える専門家の養成を目的としています。

第2部門 【日本語教育学位取得プログラム】授業科目系(系名をク リックすると授業科目一覧が開きます)。
日本語学系
日本語教育学系
比較文化学系

第2部門についての詳細はこちらをご覧ください。

 

本研究科は比較的小規模な組織ではありますが、このように学内外のさまざまな機関と連携することによって、多面的な研究教育を実現しています。それによって、研究教育のさまざまな課題に柔軟かつ機動的に対応できるのが、本研究科の強みです。

また、言語社会研究科は、社会で活躍する高度職業人の養成を重要な目的としており、学芸員資格取得英語専修免許取得のコースを備えています。博物館や出版社などでのインターンシップは単位に認定可能で、実社会での就業体験を研究科の教育に結びつける仕組みになっています。このように、本研究科は、研究教育を通じてさまざまな社会的ニーズに応えるよう不断の努力を払っています。  

 
 
 

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