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教育活動

{言語と社会A} アジアをつなぐことば〜言語と文化からみたアジア共同体

■◇ 授業概要 (Course Overview)
現在の世界では、グローバリゼーションの進行とともに、国民国家の枠組みがしだいに相対化されつつあると同時に、国家を超えるような地域共同体への関心が高まっている。この授業では、言語や文化に関わるさまざまな現象を「アジア」という広がりのなかでとらえることによって、国家を超えた文化の在り方への認識を深め、文化面での「アジア共同体」の可能性を探っていく。なお、この授業は、ワンアジア財団による寄附講義である。


■◇ 授業の目的・到達目標と方法 (Goals & Methodology)
講義の目的は、言語と文化の視点から、アジア的空間のなかの多様性と相互性を理解することにある。そのためには、現象を国単位でとらえるのではなく、国と国をまたがる横断的なものとして理解する視点が必要である。また、国のなかの多様性に注目することも重要である。ある。こうした見方を通じて、アジア共同体がそれぞれの社会の歴史や文化に支えられた豊かな多様性の世界であることを明らかにしていく。

 

■◇ 授業の内容・計画(Topics/ Schedule)
今年度の授業は流浪するアジアの<音と踊り>に注目して進めていく。毎回の授業は、外部から招へいしたゲストスピーカーの講義が柱となる。予定している外部講師とテーマは下記「計画」に記した通り。日本語のほか英語、中国語、韓国語、手話を使用する回もあるが、その際には日本語通訳を付ける。なお、講師と演題は変更する場合もある。

 

使用言語
日本語、中国語*、英語 * ( *日本語通訳あり)

開講期間・曜日・時限
春夏学期 月曜日 4限

担当教員
イ・ヨンスク

2017年度講義テーマ

講師 テーマ
イ・ヨンスク オリエンテーション
植村幸夫(東京芸術大学教授) 朝鮮の音楽
吉川良和(元一橋大学教授) 盂蘭盆について
姜信子 (作家) 記憶の声、沈黙、東アジアの片隅から
フフバートル(昭和女子大学教授) 東アジア諸国の「国語」との比較でみるモンゴル語
姜・ヒジョン(韓国・西江大学教授) 国境を越える文化財
Sharalyn Orbaugh(ブリティッシュ・コロンビア大学教授) A comparison of propaganda kamishibai in Japan with Britain's print propaganda
黄英哲(愛知大学現代中国学部教授) 魯迅、藤野先生は台湾へ
國吉和子(多摩美術大学講師) 日本の舞踏
Emily Wilcox(ミシガン大学助教) Diasporic Modernities: Locating East Asia in Global Modern Dance History
高地薫(大東文化大学講師) インドネシア文化?:国民文化と文化の国籍
大泉さやか(東京大学教養学部特任助教) ドイモイ後のベトナムにおける文化政策と無形文化遺産の保護
木村晴美(国立障害者リハビリテーションセンター教員) 手話という言語について
鄭俊坤(ワンアジア財団主任研究員) アジア共同体の意味

 

 

2016年度講義テーマ

日付 講師 テーマ
4月11日 イ・ヨンスク オリエンテーション
4月18日 張文薫
(台湾大学台湾文学研究所副教授)
台湾文学における大アジア主義
4月25日 植村幸夫
(東京芸術大学音楽学部教授)
アジアからみた朝鮮の民俗音楽
5月2日 金石範
(作家)
題目未定
5月9日 嶽本新奈
(言語社会研究科特別研究員)
「からゆきさん」にとっての移動の経験とアジア
5月16日 高地薫
(大東文化大学講師)
題目未定
5月23日 姜信子
(作家)
近代を越える語りの旅――記憶と沈黙と空白と
5月30日 フフバートル
(昭和女子大学教授)
映画が語るモンゴルの社会主義――遊牧の国モンゴルのイデオロギーと映画
6月6日 木村晴美
(国立障害者リハビリテーションセンター教員)
手話が言語であることの本当の意味――手話を言語と呼ぶのなら
6月13日 本多創史
(東日本国際大学教授)
「国民国家と「健康」な身体――イデオロギーとしての優生学について
6月20日 宮島喬
(御茶ノ水女子大学名誉教授)
植民地支配の構造とポストコロニアル移民の文化問題――アルジェリアを中心に、在日コリアンとの比較も視野に
6月27日 王風
(北京大学中文系教授)
中国の古琴の歴史
7月4日 かもめ組公演  
7月11日 大泉さやか
(東京大学教養学部特任助教)
現代ベトナムにおける「ベトナム文化」の位置づけの変遷
7月18日 鄭俊坤
(ワンアジア財団主任研究員)
アジア共同体の意味

 

 

2015年度講義テーマ

日付 講師 テーマ
4月13日 (月) イ・ヨンスク オリエンテーション
4月20日 (月) 平田オリザ
(劇作家)
わかりあえないことから
姜信子 
(作家)
はじまり、はじまり、はじまり―島をめぐる、世界を語りなおす
4月27日 (月) 植村幸夫
(東京芸術大学音楽学部教授)
今日の民謡研究と《アリラン》
5月6日 (水・祝) フフバートル
(昭和女子大学教授)
モンゴル語の世界と現代モンゴル語
5月11日 (月) 高地薫
(大東文化大学講師)
日本軍占領下のインドネシア
5月18日 (月) Oleg Benesch
(ヨーク大学講師)
近代日本における武士道の発明
5月25日 (月) 吉川良和
(元一橋大学教授)
中国非文字文化と近代化
6月1日 (月) 本多創史
(東日本国際大学教授)
近代日本社会と優生学
6月8日 (月) 黄尚翼 ファン・サンイク
(ソウル大学医学部教授)
ES細胞の備忘録
6月15日 (月) Jun Yoo
(ハワイ大学准教授)
植民地朝鮮におけるジェンダーポリティクス
6月22日 (月) 木村晴美
(国立障害者リハビリテーションセンター学院教官)
ろう文化宣言再考―20年を経て
6月29日 (月) 尾身 茂
(独立行政法人地域医療機能推進機構理事長)
WHOから見たアジア
長谷川直樹 
(慶應義塾大学医学部教授)
感染症と国境
7月6日 (月) 王恵珍
(台湾清華大学台湾研究所)
台湾原住民文学から考えるアジアのマイノリティ
7月13日 (月) 孫甘露
(作家)
物語から時代の変化をみる
7月20日 (月・祝) 鄭俊坤
(ワンアジア財団主任研究員)
アジア共同体の意味

 

2014年度講義テーマ

毎回の授業は、外部から招へいしたゲストスピーカーの講義が柱となる。予定している授業計画は以下の通り。日本語のほか、講師に応じて英語、中国語、韓国語を使用する回もあるが、その際には日本語通訳を付ける。なお、講師と演題は変更する場合もある。

日付 講師 テーマ
4月7日 イ・ヨンスク オリエンテーション
4月14日 鄭俊坤
(ワンアジア財団主任研究員)
アジア共同体の意味
4月21日 植村幸夫
(東京芸術大学音楽学部教授)
アジアからみた朝鮮の民俗音楽
4月28日 William Marotti
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校准教授)
日本の現代文化とアジア
5月12日 毛 尖 Mao Jian
(華東師範大学対外漢語系教授)
中国大型映画の変身
5月19日 Tsering Shakya
(ブリティッシュ・コロンビア大学教授)
High Peaks Pure Earth, the people and culture of Tibet
5月26日 崔鐘成
(ソウル大学校准教授)
東アジアにおける宗教と近代社会
6月2日 森荘也
(日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員)
アジアにおける手話言語
6月9日 ペク・ウォンダム
(韓国・聖公会大学校教授、中国近代文学)
Pop Asianismと文化アジアの未来
6月16日 パク・サンス
(高麗大学校歴史学科)
アジア共同体論と東アジアの近代
6月23日 姜信子 
(作家)
アジアへの旅――故郷、移民、ディアスポラ
6月30日 呉佩珍
(政治大学台湾文学研究所)
文学と映画にみる近代の日本と台湾
7月7日 藤岡朝子
(山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局コーディネーター)
映画祭を通したアジアとの触れ合い
7月14日 高遠東
(北京大学中文系)
近代中国文学とモダニティ
7月21日 佐藤洋治
(ワンアジア財団理事長)
アジア共同体の実現に向けて

 

 

 

2013年度講義テーマ

日付 講師 テーマ
4月8日 イ・ヨンスク オリエンテーション
4月15日 松永正義
(言語社会研究科特任教授)
日本における〈アジア共同体論の系譜〉
4月22日 平田オリザ
(大阪大学教授、劇作家)
『ソウル市民』五部作からみた〈アジア共同体〉
4月29日 高地薫
(愛知県立大学多文化共生研究所研究員、大東文化大学非常勤講師)
インドネシアの多言語社会を考える
5月13日 高美淑
(研究ネットワーク〈スユノモ〉主催)
アジアをつなぐ知識人のネットワーク
5月20日 植村幸夫
(東京芸術大学音楽学部教授)
東アジア宮廷音楽の固有性とネットワーク:韓国・朝鮮を中心に
5月27日 ネイサン・バテノック
(京都大学白眉プロジェクト准教授)
東南アジアの少数言語からみた〈アジア〉
6月3日 朴一
(大阪市立大学教授)
〈在日〉とアジア共同体
6月10日 ステーヴン・リー Steven LEE
(ブリティッシュ・コロンビア大学歴史学科教授)
世界史のなかの東アジア
6月17日 王汎森 Wang Fan-sen
(台湾中央研究院副院長、歴史言語研究所特聘研究員)
明清の文化史とアジア共同体
6月24日 フフバートル
(昭和女子大学教授)
モンゴルからみたアジア共同体
7月1日 鈴木珠里
(中央大学非常勤講師、イラン文学翻訳家)
イランの現代文学と女性詩人−−イスラームとジェンダー
7月8日 朱恵足
(中興大学台湾文学與跨國文化研究所、副教授)
台湾文学と沖縄文学の比較からみた〈アジア共同体〉
7月15日 王暁明Wang Xiaoming
(上海大学教授、文化研究・文学批評)
現代中国の社会意識とアジア認識
7月22日 佐藤洋治
(ワンアジア財団理事長)
講義全体のまとめー「アジア共同体」実現に向けて

 


 

 

 

 

 

 

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