HOME > 教員紹介 > 井上 間従文(いのうえ・まゆも)准教授

教員紹介

井上 間従文(いのうえ・まゆも)准教授

詳細紹介主要業績研究に関するメッセージ教育に関するメッセージ


研究室 東キャンパス国際研究館 6 階
研究室電話 非公開
電子メール email
オフィスアワー 事前にメールで予約を取ること

教員の教育研究活動報告をPDFで見ることができます。

 

教員詳細紹介

学歴

B.A. Development Studies, University of California, Berkeley, 1999
M.A. Comparative Literature, University of Southern California, 2005
Ph.D. Comparative Literature, University of Southern California, 2012

学位

2012/05 Ph.D. in Comparative Literature, University of Southern California

職歴

2012/04~現在 一橋大学大学院言語社会研究科准教授
2008/04~2012/03 琉球大学法文学部 専任講師

 

研究プロジェクト等

(1) 科学研究費補助金 若手研究 (B)
「20世紀後期の環太平洋とアメリカ文学・映像文化:記憶と主体の生成変化」(研究代表)、2012年度~2014年度
(2) 科学研究費補助金 基盤研究 (B)
「大西洋交易の変容とアメリカン・ルネッサンス」(研究分担)、2010年度~2012年度
(3) 科学研究費補助金 若手研究 (B)
「環太平洋アメリカ文学:記憶のエステティクス」(研究代表)、2009年度~2011年度

受賞等

 

 

主要業績

著書・共著等

   

論文

(1) 「生政治の線引きと分かち合う線描―ヒロシマから思考するチャールズ・オルソンとベン・シャーン」、『現代思想』2016年8月号(44巻15号)、164-177頁
(2) 「根間智子、暗い部屋からつながる特異なかたち―イメージ論に向けて2」、『las barcas 別冊』、2014年、83-91頁
(3) 「時間の押し花を拡散させること―仲宗根香織の写真における「過去/未来」のイメージ―イメージ論に向けて1」、『las barcas 別冊』、2014年、32-41頁
(4) "Theresa Hak Kyung Cha's 'Phantomnation': Cinematic Specters and Spectral Collectivity in Dictée and Apparatus." Criticism 56, no. 1 (2014): 63-87. 
(5) 「帝国の「ほつれた縁」、または、生政治の「孤島」たち―マシーセンとオルソンの『白鯨』論」 竹内勝徳、高橋勤編 『環大西洋の想像力―越境するアメリカン・ルネサンス文学』、彩流社、2013年、321-345頁
(6) 「石たちの「共感域」―1960年代の清田政信における「オブジェ」たちの共同性」、『las barcas』 vol. 2、2012年、39-51頁
(7) 「物語の「根源」―諏訪敦彦の『2/Duo』と『H Story』」、『ECCE 映像と批評』 Vol. 3 、2012年、90-103頁
(8) 「「パレルゴン」の横断―安谷屋正義と沖縄の風景の「創造」」、『Las Barcas』vol.1、2011年、55-64頁
(9) 「新自由主義時代における歴史の感覚:「再来」するブラック・アメリカとヒロシマ」柿木伸行編『広島の現在と〈抵抗としての文化〉―政治、芸術、大衆文化』、ひろしま女性学研究所、2011年
(10) "Stones, Rocks, and Other Objects of History: Aesthetic Distributions of Memories in Theresa Hak Kyung Cha and Kiyota Masanobu." Nanzan Review of American Studies, 32 (2010): 187-200
(11) "Senses of History: Singular Witnesses in Hou Hsiao-Hsien's Cafe Lumiere.", Art, Critique, Theory, 1:2 (2009), 94-105.
(12) 「複製技術時代の錬金術:テレサ・ハッキョン・チャの『ディクテ』」池内靖子・西成彦編『異郷の身体 テレサ・ハッキョン・チャをめぐって』、人文書院、2006年、41-61頁

翻訳

(1) Higashi, Takuma. “The Angels of History in Okinawa: On Takemine Gō and Higa Toyomitsu.” originally published in Art, Critique, Theory, 1:2 (2009), reprinted in Still Hear the Wound: Towards an Asia, Politics, Art to Come. Ithaca: Cornel University East Asian Program, 2016.
(2) Kim, Elaine H. "Poised on the In-between: A Korean American's Reflection on Theresa Hak KyunCha's Dictee." in Writing Self, Writing Nation: A Collection of Essays on Theresa Hak Kyun Cha's Dictee. Berkeley: Third Woman Press, 1994.(「中間地点で宙吊りにされてー『ディクテ』に関する韓国系アメリカ人の省察」池内靖子・西成彦編『異郷の身体 テレサ・ハッキョン・チャをめぐって』、2006年、人文書院、148-188頁

その他

(1) 「展評 根間智子「paradigm」」、沖縄タイムス、2016年2月18日
(2) 企画・編集「特集 沖縄研究—理論/出来事の往還」、『言語社会』9 (2015)、8-122頁、執筆「序文「沖縄研究」における理論と出来事」、『言語社会』9 (2015)、8-9頁、鼎談司会「「沖縄研究」への展望 : 「理論」と「実証」の植民地的配分を越えて」、10-38頁
(3) 「「貧しさ」の内奥から―映画、雑多性、公共性 諏訪敦彦インタビュー」、『ECCE 映像と批評』Vol.3、2012年、4-22
(4) 書評『沖縄学入門【空腹の作法】』、IJOS: International Journal of Okinawan Studies, 2:2 (2011): 39-43
(5) 「安谷屋正義展 その表現と思想(下):未知の沖縄描き続ける」沖縄タイムス、2011年3月3日
(6) 「諏訪敦彦監督講演会に寄せて:世界の豊かさを探求」琉球新報、2010年5月29日
(7) 書評「鳥山淳著『イモとハダシー占領と現在』」琉球新報、2010年3月28日

 

 

研究に関するメッセージ

これまでバークレー、東京、ロサンジェルス、沖縄と場所を移って来ましたが、この来歴の中で進めることとなった次の2~3点の研究テーマを今後も深めて行く予定です。

1)20世紀後半のアメリカ文学・映像作品が、アジア太平洋における戦争、占領、移動の経験をいかに美的に媒介しているか。そしてこれらの作品が、そうした経験の記憶を、来るべき「共同性」とも言うべき複数性へといかに分配し、分有させているか。理論的にはデリダ、ナンシー、ドゥルーズなどの美学理論を導入し、またアジア系作家とそれ以外のよりメインストリームとされるアメリカの詩人や芸術家とを横断的に研究する。

2)戦後沖縄の、特に1960年代初頭から現在に至るまでの詩、絵画、その他の視覚芸術において、既存の政治的ポジションや見解の表明手段としてのアートの位置づけに意義を唱え、自らの表現を「イメージ」の表出の場として捉えていった一連の芸術家や詩人に関する研究。

3)映画理論と東アジアを中心とする映画研究。

(2012年4月)

 

 

教育に関するメッセージ

アメリカにおいて Comparative Literature という学問は、日本での「比較文学」とは大きく異なり、哲学や理論、そして映画や美術史までを考えることのできる幅広いフィールドとして機能してきたように思います。そうした場所でトレーニングを受けてきた経験を活かしながら、皆さんが自分の研究を進めるにあたっても、自由な枠組みを開発することと、ある場所、言語、作家、芸術家などへの深い理解を得ることの両方を行うことのサポートがすこしでもできればと思います。

(2012年4月)

       

 

       

 

このページのトップへ