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教員紹介

坂井 洋史(さかい・ひろぶみ)教授・研究科長

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教員の教育研究活動報告をPDFで見ることができます。

 

 

教員詳細紹介

学歴

2006/03 学術博士(一橋大学大学院言語社会研究科)
1987/03 東京大学大学院人文科学研究科博士課程(中国語中国文学)退学
1985/04 東京大学大学院人文科学研究科博士課程(中国語中国文学)入学
1985/03 東京大学大学院人文科学研究科修士課程(中国語中国文学)修了(文学修士)
1983/04 東京大学大学院人文科学研究科修士課程(中国語中国文学)入学
1983/03 東京大学文学部中国語中国文学専修課程卒業(文学士)
1981/04 東京大学文学部中国語中国文学専修課程学士入学
1981/03 東京外国語大学外国語学部中国語科卒業(文学士)

学位

2006/03 学術博士(一橋大学)

職歴

2014/05〜現在 一橋大学大学院言語社会研究科長
2010/04〜 2014/03 一橋大学教育研究評議員
2009/09〜2011/03 三重大学人文学部非常勤講師
2006/12〜2008/11 役員補佐(教育・学生担当)
2004/04〜2006/03 一橋大学教育研究評議員
2001/04〜 現 在 一橋大学大学院言語社会研究科教授

研究プロジェクト等

(1) 科学研究補助金 基盤研究(B)
「生表象の動態構造──自伝、オートフィクション、ライフヒストリー」(研究分担)、2010年度〜2012年度
(2) 一橋大学大学院言語社会研究科研究プロジェクト「中国現代文学研究ネットワークの構築」(研究代表)、2008年度
(3) 科学研究補助金 基盤研究(B)
「文化大革命の文化史的考察」(研究分担)、2007年度〜2009年度
(4) 科学研究補助金  基盤研究(B)
「近十余年の中国における知的構図の転換についての調査研究」(研究分担)、2000年度〜2002年度
(5) 科学研究補助金 基盤研究(B)
「中国における文化批判運動に関する総合的研究」(研究分担)、1999年度〜2001年度
(6) 科学研究補助金 基盤研究(A)
「転形期における中国の知識人」(研究分担)、1994年度〜1996年度

受賞等

 

 

 

主要業績

著書・共著等

(1) 巴金論集』、復旦大学出版社、上海、2013年7月、271頁
(2) 逸脱と啓示:中国現代作家研究』 、汲古書院、東京、2012年12月、470頁
(3) 『懺悔与越界−中国現代文学史研究』(現代中国文学史論叢書)【中文】 、復旦大学出版社、上海、2011年3月、348頁
(4) 『情影―陳範予詩文集』(緑光文叢)【中文】 、香港文匯出版社、2011年1月、404頁
(5) 『巴金文選』(巴金故居策画、李小林主編)【中文】(共編著=収録篇目選定参加)、香港文匯出版社、2010年9月
(6) 『現代困境中的文学語言和文化形式』(20世紀文学史理論創新探索叢書)【中文】(共著)、山東教育出版社、済南、2010年9月
(7) 『懺悔と越境―中国現代文学史研究』、汲古書院、東京、2005年9月
(8) 『文化アイデンティティの行方』(共著)、彩流社、東京、2004年2月、185-263頁
(9) 『陳範予日記』【中文】、学林出版社、上海、1997年9月
(10) 『巴金的世界〜両個日本人論巴金』【中文】(共著)、東方出版社、北京、1996年4月
(11) 『原典中国アナキズム史料集成』全12巻附別冊 (共編著)、緑陰書房、東京、1994年9月

論文

(1)

「離散的語言体験―陶晶孫新論」【中文】、《中国現代文学研究叢刊》2011年第11期、86−101頁
(2) 「関於“後啓蒙”時期現代文学研究的思考―以“巴金与五四新文学伝統”為主題的研究<是否可能/如何可能>」【中文】《杭州師範大学学報》(社会科学版)2010年第32巻第1期(総第184期)、40−45頁(+93頁英文サマリー)
(3) 「重読『家』―略談読者接受文本的機制及其“関於‘人’的想像”」【中文】、陳思和、李存光主編『一股奔騰的激流』(『巴金研究集刊』巻四、上海三聯書店、2009年6月)、40−53頁
(4) 「逸脱の彼方、啓蒙の行く末―初期郭沫若の小説を巡って」、(《九葉読詩会》第4号、2009年3月)、1−53頁
(5) 「略談“竹内好”應該緩論」【中文】薛毅、孫暁忠編『魯迅與竹内好』(王暁明主編“熱風思想論壇”版、上海書店出版社、2008年10月)253-263頁
(6) 「都市文化・大衆音楽・現代性」【中文】王暁明、陳清僑編『当代東亜城市:新的文化和意識形態』(王暁明主編“熱風思想論壇”版、上海書店出版社、2008年5月)243-271頁
(7) 「小田嶽夫回憶録『文学青春群像』中的胡風」【中文】陳思和、張業松編『胡風百年誕辰学術討論会文集:思想的尊厳』(寧夏人民出版社、2008年5月)340−345頁
(8) 「記憶・歴史・文本−与周立民商カク」【中文】、上海巴金文学研究会編『細読《随想録》』(上海社会科学出版社、2008年4月)98−113頁
(9) 「致張新頴談文学語言和現代文学的困境」【中文】※短縮版 《当代作家評論》2006年第3期(総第135期、2006年5月)95-105頁/林建法、喬陽主編『中国当代作家面面観(漢語写作与世界文学)』(春風学術文庫、上下、春風文芸出版社、沈陽、2006年1月)下巻、460−476頁
(10) 「関於話語的『排除』機制和文学史框架的重建」【中文】、《巴金研究》2000年第3+4期/『巴金:新世紀的闡釈〜巴金国際学術研討会論文集』(福建教育出版社、福州、2002年)所収、33-42頁
 
※その他の論文については個人HPに一覧を掲げています

翻訳

(1) 「関於微笑−柘植義春和他的作品」【中訳】(佐藤忠男原著)、《熱風学術》第4輯、2010年8月、283−289頁
(2) 「要是魯迅還活着−関於某種“負面”」【中訳】(荒正人原著)、《熱風学術》第4輯、2010年8月、273−282頁
(3) 「日本文化的混雑性」【中訳】(加藤周一原著、節訳)、《熱風学術》第4輯、2010年8月、268−272頁
(4) 「身外一として知る無く、僅かに双唇の熱きを感ず:王禮錫『風懐集』箋注」、《言語社会》第2号、2008年3月、192−219頁
(5) 「狂奴の故態また旧に依る:易順鼎『数斗血歌為諸女伶作』箋注」、《九葉読詩会》第3号、2007年11月、36−70頁
(6) 『九月の寓話』(張ウェイ著)、彩流社、2007年1月
(7) 「彩雲は散じ易く玻璃は脆し:樊増祥『彩雲曲』箋注」、《九葉読詩会》第2号、2006年5月、32−67頁

その他

(1) 「致?元宝:談“文学史”叙述的難題」【エッセイ、中文】、《中国現代文学研究叢刊》2011年第11期、106−115頁
(2) 「自己的音楽」【エッセイ、中文】、《上海文化》2011年第6期、2011年11月、65−70頁
(3) 「賈先生的教誨」【エッセイ、中文】、《点滴》2011年第4期、2011年10月、88−95頁
(4) 「為了囲繞“現代”的対話之開端」【解説・中文】、《熱風学術》第4輯、2010年8月、261−267頁
(5) 「巴金研究的幾個問題」【インタヴュー・中文】《西湖》2010年第4期(総第365期)、99−105頁
(6) 「座談会:海闊天空、説古道今(あれやこれや、いまとむかしと)―中国現代文学をめぐる漫談」【座談会記録】《言語社会》4、2010年3月、9−41頁
(7) 特集1「遠い隣人の文学を読む」解題、《言語社会》4、2010年3月、6−8頁
(8) 「文人の涙」【エッセイ】『世界を記述せよ、そして自身を知れ』(一橋大学大学院言語社会研究科、2009年3月)、3頁
(9) 張新頴(阿部幹雄訳)「個人の苦境から歴史伝統における『有情』を体得する−沈従文の土地改革期の家書を読む」解題【資料解説】、《言語社会》3、2009年3月、164頁
(10) 「座談会:徹底討論・自伝をめぐって」【座談会記録】《言語社会》3、2009年3月、8−46頁
 
※その他については個人HPに一覧を掲げています

研究に関するメッセージ

主な研究領域、テーマは中国現代文学史研究です(特に1920〜40年代)。個別作家研究ではなく、モダン認識・言語観・テクスト意識・社会思想との関連などから、中国現代文学・文学者の特質を窺い、文学史記述の枠組について考察しています。上記のテーマに関連する主要かつ最新の業績は以下の著書です。

懺悔と越境
『懺悔と越境―中国現代文学史研究』(汲古書院、東京、2005年9月刊、A5版、本文486頁、主要参考文献11頁、索引13頁、ISBN: 4762927406、税込価格11,500円)

序章 「巴金」のいない現代文学史/第一章 一九九〇年代中国の文化批評―「近代論」と文学史研究の構想/第二章 懺悔と越境 あるいは喪失の機制―中国現代文学史粗描の試み/第三章 想像の中国現代文学―竹内好における「文学」の行方/第四章 都市文化としての大衆音楽―当代中国における大衆音楽解読とモダン理解の限界/第四章補論 中国ロックは如何に「読まれるか」/第五章 「原野」と「耕作」―初期白話詩習作に見る「人文的関心」と「模倣」の機制/第六章 中国現代文学者の言語意識とモダン認識の限界/第七章 文学言語の「自然」と第三代詩の「口語化」をめぐって/終章 文学言語のモダニティをめぐる対話へ

張ウェイの、そして90年代中国小説の傑作の翻訳。上掲著書の第一章、終章とも関係あります。

九月の寓話

『九月の寓話』(張ウェイ原著)

 

彩流社(東京)、2007年1月刊、四六版、488頁、上製
ISBN:978-4-7791-1235-5 C0097、
定価:3,500円+税


『懺悔と越境』収録の一部論文の中国語版を収めた、張新頴復旦大学教授との共著が刊行されました。

現代困境中的文学語言和文化形式

『現代困境中的文学語言和文化形式』(20世紀文学史理論創新探索叢書)【中文】

山東教育出版社(済南)、2010年9月刊、16開本、232頁
ISBN: 978-7-5328-6258-0
原価:28.00元RMB

【坂井執筆分】「序一」「致張新頴談文学語言和現代文学的困境」「試論中国現代文学家的語言意識及其現代認識的片面性」「関於文学語言的“自然”与“第三代”詩語言中的“口語化”傾向」「都市文化・大衆音楽・現代性」「“介入”揺滾」

1997年に上梓した『陳範予日記』(上海学林出版社)の続編ともいうべき、陳範予の詩文集を編集しました。附録に、これまで日本語で発表してきた陳範予関連の論文等の中国語版を4篇収録してあります。

『情影―陳範予詩文集』

『情影―陳範予詩文集』(緑光文叢)【中文】

 

香港文匯出版社、2011年1月刊、404頁
ISBN: 978-962-374-569-7
原価:50.00元RMB

2005年に日本語版を刊行した『懺悔と越境−中国現代文学史研究』(汲古書院)の中国語版が刊行されました。内容はほぼ同じですが、日本語版における若干の誤記などに訂正を加えました。

『懺悔与越界−中国現代文学史研究』

『懺悔与越界−中国現代文学史研究』(現代中国文学史論叢書)【中文】

 

復旦大学出版社(上海)、2011年3月刊、348頁
ISBN:978-7-309-07297-6/1・550
原価:38.00元RMB

2005年9月に上梓した『懺悔と越境――中国現代文学史研究』の「続編」を書くという意識でまとめたものです。「中国現代作家研究」を副題に掲げてはいますが、世上所謂「作家論」とは、趣を異にしています。各章の基調は主としてテクスト分析であり、むしろ「作品論」とするのが適切かもしれません。

『懺悔与越界−中国現代文学史研究』

『逸脱と啓示:中国現代作家研究』

 

汲古書院(東京)、2012年12月刊、470頁
ISBN:978-4-762-92990-8
本体:12,000円+税

 

教育に関するメッセージ

演習の概要

私の演習には中国現代の文学、思想、文化を研究する仲間が集っております。中国現代文学を主たる研究対象領域としながら、今日的な問題関心に照らして、中国研究の新たな可能性開拓を目指す演習です。現代文学史研究(特に解放前まで)、個別作家研究、社団・流派研究、テクスト分析、当代思想・文化批評などが私のカヴァーする分野です。研究対象、テクストに密着し、そこから具体的かつ今日的な問題性を引き出し得る、着実な知識と実証的な方法の獲得に努める一方で、それを大きな枠組に位置付ける巨視的なパースペクティヴを養います。アカデミックなテクストを執筆する能力、広く古典から現代に至る諸文献にも対応できる読解力、国外の研究者と自由に討論することのできる、高度な語学運用能力も身に着け、新しい時代に相応しい研究者たるべく、しっかりと基礎を固めて欲しいと思います。着実な文献学的基礎と実証的姿勢に裏打ちされつつ、思想史や文化批評の成果にも目配りを忘れない、広い文化的視野を持つ専門家の養成を基本目標とします。意欲的な諸君の参加を期待しております。

演習の形態は中国語文献精読(夏)と研究発表(冬)です。参加者の研究対象、興味が多岐に亙ることから、方法論や研究の枠組に関して示唆的な研究論文を採り上げるよう配慮しております。夏学期の文献精読は、訳読担当とコメント担当が事前に準備を行い、問題提起的にプレゼンテーションを行い、これに対して私がコメントを交えつつ、全体で討議する形態です。冬学期の研究発表は、参加者の目下の研究を紹介する、あるいは研究に関連した文献をレヴューすることで、プレゼンテーションの基本的な能力を涵養します。【2010年10月確認済】

受験希望者へ

※受験希望者との事前の面談などは一切行っておりません。また試験や研究に関するメールなどでの問い合わせにも応じておりません。この注意書きを読んでいるにも関わらず、対応を求める連絡が後を絶ちませんが、メールの返事もいたしませんので、あらかじめご諒承願います。

私の演習を中心に履修設計を行う場合、基本的には専門家になることを目標とすることになります。ここでいう「専門家」とは、大学、研究機関で、研究、教育に従事する「研究職」、もしくは中国に関する研究を基礎とした編集、出版、通訳、翻訳、政府機関・国際機関における国際連携などの業務に従事する者を指します。一橋大学大学院言語社会研究科は、博士後期課程への進学を目指すコース(専門家養成コース)と、前期課程修了後に、本ゼミナールでの学習、研究とは必ずしも関連を持たない、一般業種への就職を目指すコース(専修コース)を別々に設置しておりません。私の演習は、修士課程終了後の就職を目指すみなさんを歓迎しますが、演習の実施形態としては、専門家を目指す構成員と同一の演習に参加することになります。従って、浅く、広い知識、教養の獲得は目標とせず、研究や発表分担について構成員全てに同レベルの要求をします。受験を考慮されているみなさんには、この点をよく理解していただきたいと思います。本学は伝統的にゼミナールによる教育が主であり、所謂「中国文学科」のような学科制を採っておりません。従って、研究対象および関連する事項、背景に関する基本的な知識を補うために利用し得る、体系的に設置された教養科目や学部科目は極めて少ないことをご承知ください。入学後に学力・知識の不足や弱点を感じた場合は、自覚的な補習が必要です。上記のような条件に鑑み、入学者には専攻とする対象及び中国の文化と社会、中国語の運用能力(口頭の表現能力、現代文および平易な文言文のテクスト読解力)について、あらかじめ十分な基礎力を求めます。【2010年10月確認済】

その他のメッセージ

下のリンクから個人のHP、ブログをご訪問ください。

坂井洋史のホームページ(Sakai Hirobumi WEB Pokopen)

坂井洋史のブログ(Pokopen on the Wild Side)

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