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教員紹介

鈴木 将久(すずき・まさひさ)教授

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教員の教育研究活動報告をPDFで見ることができます。

 

教員詳細紹介

学歴

1997/01 東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻博士課程修了
1993/09 北京大学中文系留学(高級進修生として)(1994年7月まで)
1993/04 東京大学大学院人文科学研究科中国語中国文学専攻博士課程進学
1993/03 東京大学大学院人文科学研究科中国語中国文学専攻修士課程修了
1991/04 東京大学大学院人文科学研究科中国語中国文学専攻修士課程入学
1991/03 東京大学文学部中国語中国文学専攻卒業

学位

1997/01 博士(文学)(東京大学)

職歴

2013/04〜現在 一橋大学大学院言語社会研究科教授
2010/04〜2013/03 明治大学政治経済学部教授
2007/04〜2010/03 明治大学政治経済学部准教授
2002/04〜2007/03 明治大学政治経済学部助教授
1997/04〜2002/03 明治大学政治経済学部専任講師

研究プロジェクト等

(1) 科学研究費基盤研究B「戦後日本におけるアジア主義の再検討」(研究代表)、2014年度〜2016年度
(2) 科学研究費基盤研究B「戦時上海におけるメディア(新聞・雑誌)の総合的研究」(研究分担)、2013年度〜2015年度
(3) 科学研究費基盤研究B「中日文化協会上海分会と関連文学者・文化人に関する基礎的・総合的研究」(研究分担)、2013年度〜2015年度
(4) 科学研究費補助金 基盤研究 (B)
「戦時上海の文芸文化と邦字新聞「大陸新報」に関する多角的研究」(研究分担)、2007年度〜2009年度
(5) 科学研究費補助金 基盤研究 (A)
「モダニズムの世界化と亡命・移住・難民化」(研究分担)、2006年度〜2009年度
(6) 科学研究費補助金 基盤研究 (C)
「1920〜30年代北京・上海のメディア環境と文学界・文化界のネットワーク」(研究分担)、2005年度〜2007年度
(7) 科学研究費補助金 基盤研究 (B)
「中華人民共和国成立前後における『移民都市』上海の性格とその変容に関する総合的研究」(研究分担)、2005年度〜2007年度
(8) 日中歴史研究センター研究助成
「日中戦争期の上海に関する歴史的研究」(研究分担)、2001年度・2002年度
(9) 科学研究費補助金 基盤研究 (A)
「総合研究:二〇世紀アヴァンギャルド諸潮流と表象文化の現在」(研究分担)、1998年度〜2000年度
(10) トヨタ財団研究助成
「上海の日本人コミュニティ、一五〇年の歴史に関する総合的研究」(研究分担)、1998年11月〜2000年10月

受賞等

 

 

 

主要業績

著書・共著等

(1) 『新聞でみる戦時上海の文化総覧―「大陸新報」文芸文化記事細目』(共編著)、ゆまに書房、2012年5月25日
(2) 『上海モダニズム』(単著)、中国文庫/東方書店発売、2012年4月17日
(3) 『竹内好セレクション』(共編著)、日本経済評論社、2006年12月5日

論文

(1) 「日本占領下上海文化の「グレーゾーン」をどう考えるか」、『史潮』第78号、歴史学会、2015年12月、pp25-43
(2) 「民族与啓蒙:在民族形式討論中的胡風」、『"心"与Nation:反思東亜地区的現代経験』、東京:UTCP(The University of Tokyo Center for Philosopy)、2015年、pp.41-65
(3) 「1930年代中国左翼文芸思想与現代主義」、『重審現代主義−東亜視角或漢字圏的提問』、北京:清華大学出版社、2013年9月、pp.237-258
(4) 「胡風文芸思想と『七月』の実践」、『野草』第87号、中国文芸研究会、2011年2月1日、pp.33-50
(5) 「竹内好と『魯迅』」、『アジア学への誘い−国際地域の社会科学V』、御茶の水書房、2008年3月31日、pp.249-272
(後に中国語訳をして、「竹内好與《魯迅》」、『従近現代到後冷戦:亜洲的政治記憶與歴史叙事』、里仁書局、2011年10月20日、pp.73-90)
(6) 「竹内好的中国観」(中文)、『二十一世紀』第83期、2004年6月、香港中文大学、pp.74-84 (後に日本語訳をして、「竹内好の中国観」、『アジア太平洋研究』No31、成蹊大学アジア太平洋センター、2006年10月、pp3-16)
(7) 「上海都市大衆文化と「民族」の問題」、『明治大学人文科学研究所紀要』第52冊、2003年3月、pp.212-226
(8) 「「公論」の可能性−抗戦前夜上海における〈文学〉の位相−」、『上海−重層するネットワーク』、汲古書院、2000年3月31日、pp.305-332
(9) 「余計なことば−瞿秋白『多余的話』における「語ること」と「演じること」−」、『中国哲学研究』第十三号、1999年12月14日、pp.72-110
(10) 「「上海事変」の影−茅盾「林家舗子」の方法」、『明治大学教養論集』通巻317号、1999年1月30日、pp.103-134

翻訳

(1) 『誰も知らない香港現代思想史』(羅永生著、共編訳、共和国、2015年8月10日
(2) 『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか』(柴静著、共訳)、平凡社、2014年4月25日
(3) 『中国が世界に深く入りはじめたとき』(賀照田著、編訳)、青土社、2014年1月15日
(4) 「「ノーマル・パラノイア」と現代社会」(孫歌著)、『世界』2013年4月号、岩波書店、2013年4月1日
(5) 『毛沢東と中国 ある知識人による中華人民共和国史』上・下(銭理群著、共訳)、青土社、2012年12月27日
(6) 「戦後啓蒙における民主主義認識」(孫歌著)、『シリーズ戦後日本社会の歴史 3 社会を問う人びと』、岩波書店、2012年12月19日
(7) 「「釣魚島」の背後の中国の思想的分岐」(張寧著)、『現代思想』2012年12月号、青土社、2012年11月26日
(8) 「中国民主運動の歴史」(銭理群著)、『情況』2011年6・7月号、情況出版、2011年6月
(9) 『最後の審判を生き延びて 劉暁波文集』(劉暁波著、共訳)、岩波書店、2011年2月25日
(10) 「さよなら、イリハム−あるウイグル知識人の希望」(黄章晋著・抄訳)、『世界』第798号、岩波書店、2009年12月
(11) 「現代史研究と現在の中国の思想と政治」(賀照田著)、『中国 21』vol.30、2009年1月31日
(12) 「中国革命とアジア論」(賀照田著)、『ポスト<東アジア>』、作品社、2006年3月10日
(13) 「グローバリゼーションと中国農村:文化運動としての郷村建設」(温鉄軍インタビュー)、『前夜』第1期第6号、2006年1月
(14) 「時代の要請と中国人文思想の再出発」(賀照田著)、『現代思想』第33巻第13号、青土社、2005年12月
(15) 「霊魂は暗夜を漫遊する−−灰娃の「文革」時期詩歌創作」(劉志栄著・抄訳)、『藍・BLUE』総第20期、2005年11月
(16) 『竹内好という問い』(孫歌著・共訳)、岩波書店、2005年5月
(17) 「中国学術思想界を制約するいくつかの問題」(賀照田著)、『現代思想』第31巻第4号、青土社、2003年4月
(18) 「困惑と不安の中の模索−雑誌編集から見た中国知識界の現在」(賀照田著)、『現代思想』第29巻第4号、青土社、2001年3月
(19) 「中国における現代化(近代化)想像」(王暁明著)、『思想』No.914、岩波書店、2000年8月

 

その他

   

 

 

研究に関するメッセージ

 私の研究の中心的テーマは、「中国にとって『近代』とはどのような体験だったか」を文学の側面から考えるというものです。はじめは、中国における西洋文化の窓口であった都市上海の文学を研究し、中国での西洋文化の受容の様子を考えようとしました。ところがすぐに、中国の近代は西洋化一辺倒ではなかったことに気づき、都市上海の文化がどうして変形/挫折したのかという大きな問題に直面しました。そこで、都市上海で活躍したモダニストたちが、中国近代における結節点ともいうべき日中戦争中に、どのような文学活動を行ったのか研究しました。現在は、中国近代にとって避けて通れないもう一つの大きな問題である中国革命について、都市上海における初期の社会主義受容と、毛沢東時代の実践の両方を視野に入れつつ、文学の側面から新たな位置づけができないか試みています。  
 また他方で、現在の中国知識人たちの思考の営みにも関心を持っています。彼らの思考を日本に紹介し、彼らと思想的な交流をすることが、もう一つの目的です。そのため翻訳活動にも力を入れています。 (2013年4月)

 

 

教育に関するメッセージ

 中国近代の営みは、東アジアで後発的に近代化を進めざるを得なかった隣国として、日本とも似た側面があります。中国近代を通じて、日本の近代を相対化して捉えることが可能でしょう。ただ気をつけなければならないのは、中国の経験を、日本の感覚だけに依拠して解釈すると、必ず大きな見落としが生まれることです。中国には、日本の感覚だけでは解釈しえない大きな領域があります。そこにいかにして接近し、それを語るための言葉をいかにして見つけるか、それは大きなチャレンジです。  
 チャレンジというのは、大きな困難があるということですが、同時に、刺激的なプロジェクトという意味でもあります。チャレンジ精神に満ちた皆さまとお会いできることを楽しみにしています。 (2013年4月)

 

 

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