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一橋大学「芸術と社会」研究会 シャセリオーとシャヴァンヌ:フランス近代美術の展開

シャセリオーとシャヴァンヌポスター
  • 日時:2017年7月1日(土)14:00~16:20
  • 場所:一橋大学 佐野書院(〒186-0004 国立市中2-17-35)
    (アクセス:http://www.econ.hit-u.ac.jp/~coe-res/paper_doc/sano.pdf
  • 主催:一橋大学「芸術と社会」研究会
  • 事前登録不要|先着40名
発表概要
発表 1 古賀 暁子氏(一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程/豊島区立郷土資料館非常勤学芸研究員)

「ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの壁画における創意工夫:詩的表現、愛国的な描写、伝統と現代の混在」

19世紀後半のフランスを代表する装飾壁画家、ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ(1824-1899)は、パリのパンテオン宮殿、市庁舎、ソルボンヌ大学講堂の壁画を描いたことで特に知られているが、アミアンやマルセイユ、リヨンといった地方都市でも活躍していた。なかでも、彼が壁画家として初めて「総合装飾」を意識して手がけたアミアンのナポレオン美術館(現在のピカルディー美術館)での仕事は、その後の彼の装飾壁画家としての画業を決定づける重要なものであった。本発表では、このアミアンの美術館における14点からなる壁画群を制作するにあたり、画家が試みた創意工夫として、絵画における詩的表現、愛国的な描写、伝統と現代の混在を紹介する。

発表 2 陳岡 めぐみ氏(国立西洋美術館主任研究員)

「シャセリオー展をめぐって」

2017 年 5 月に閉幕したばかりのシャセリオー展(国立西洋美術館)は、19 世紀絵画の前半と後半の繋ぎ目で特異な位置を占めるテオドール・シャセリオー( 1819-1856 )の芸術を日本ではじめてまとめて紹介するものであった。シャセリオーは、アングルの薫陶を受けつつ、時代のロマン主義の息吹を吸って独自の芸術を作りあげ、早逝するものの、ギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌへの影響を通じて次世代の象徴主義の画家たちへの道を拓いた。一般的な知名度に欠け、フランス本国でも展覧会開催が難しいシャセリオーを取り上げた展覧会の企画から実現までの過程を今回の発表では話したい。

コメンテーター 樋口 茉呂奈氏(一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程/世田谷美術館学芸員)
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