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国際シンポジウム "Culture of New Deal Liberalism"

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3月15日(木)、科学研究費によるプロジェクト「冷戦期リベラル文化の再検討」および「モダニズムの越境性/地域性」の主催(HIFPの助成)にて、国際シンポジウム“Culture of New Deal Liberalism: Depression, Popular Front and Internationalism”を開催します。 

合衆国ミネソタ大学よりPaula Rabinowitz教授を招いての開催となりますが、Rabinowitz教授は、
  Writing Red: An Anthology of American Women Writers, 1930-1940.
  Labor and Desire: Women's Revolutionary Fiction in Depression America.
  They Must Be Represented: The Politics of Documentary.
  Black & White and Noir: America's Pulp Modernism.
等の編著書をお持ちで、1930年代、40年代合衆国のいわゆる左翼系文化について、フェミニズムの視点を踏まえながら、斬新な分析をされていらした方です。

この度は、Rabinowitz教授の近年のご研究を踏まえ、30年代のポピュラー・フロントの文化と第二次世界大戦後合衆国のペーパーバック書籍の興隆の関係についてお話しいただきます。

シンポジウムの全体は、タイトルにありますように、この時期の合衆国の文化を、福祉国家の勃興期としてのニューディール政策の文化、戦間期の国際状況におけるポピュラー・フロントの文化、そして、大恐慌期における左翼系文化という三つの枠組みの交点として、立体的にとらえなおすことを目指します。

一橋大学からは越智博美と市川昭子が参加し、おのおのRobert Penn WarrenのThe Night RiderとWallace Stevensの“The Idea of Order at Key West”について発表します。

国際シンポジウム "Culture of New Deal Liberalism: Depression, Popular Front and Internationalism"
日時:2012年3月15日(木) 14:30〜17:00(開場 14:00)
場所:一橋大学 東キャンパス国際研究館4階 大教室 (アクセス
予約:不要、どうぞふるってご参加ください
使用言語:英語(通訳なし)

【プログラム】

越智博美 一橋大学
 Association and/or Aggression: Robert Penn Warren's Night Rider

市川昭子 一橋大学(院)
 Politics of Wallace Stevens's Biopolitics: Reading "The Idea of Order at Key West"

Paula Rabinowitz University of Minnesota
 American Pulp: How Paperbacks Brought Modernism to Main Street

司会:三浦玲一(一橋大学)

* 本シンポジウムは、Hitotsubashi International Fellow Programの助成を受け、また、科学研究費助成金基盤研究(C)「冷戦期リベラル文化の再検討」、および、同基盤(B)「モダニズムの越境性/地域性」の一貫として、開催される。

* Paula Rabinowitz教授によるプロセミナーはこちらです。