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韓国学研究センター: 「体験・記憶・共生」

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「一橋大学大学院言語社会研究科 韓国学研究センター」は、研究科内センターとして平成28(2016)年12月1日に設立されました。これは、本研究科が受け入れた韓国学中央研究院からの受託研究:Korean Studies in Search of Possibilities for Historical Reconciliation : The Glocal Spectra of Experience, Memories, and Co-existence を推進する基盤組織として設置されたものです(受託研究は2022年に終了)。

「歴史的な和解の可能性を模索する韓国学――体験・記憶・共生のスペクトラム」という研究テーマを掲げ、人文学・社会科学を基軸に、個別の研究領域を超えた学際・脱地域・比較的な手法に拠る新しい韓国学研究を推進し、朝鮮半島を中心としながらも、更に広く東アジア諸地域について、広い視野で研究することを通じて、新たなアジア地域連携の構想に、知的な貢献をすることを目的としています。

センターの推進する研究事業のキーワードは「体験・記憶・共生」です。歴史的な「体験」、「記憶」の政治学、そして多言語多文化の「共生」の可能性など、日韓両国、東アジア地域の過去と現在に、さまざまな角度から光を当て、韓国学を東アジア学という大きな枠組の中に位置づけ、その重要性を広く知らしめること、東アジア学の更なる充実と豊富化に寄与することが、韓国学研究センターの目指すところです。2023年2月時点で、韓国の20の研究機関、中国の4の研究機関と研究協力関係を結んでおり、各種のシンポジウムや研究会などを開催、国際的な研究活動を展開しています。学問研究として高水準の成果を世に問うことはもちろん、決して一つのスタイルにとらわれることなく、自由で闊達な活動を展開しながら、目標の実現に努めています。

現在、当センターの統括責任者は坂井洋史特任教授です。センターのオフィスならびに資料室は東キャンパス第3研究館 2階(209室)に設置されています。