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一橋大学「芸術と社会」研究会 一橋大学「芸術と社会」研究会 第 20 回研究会

第20回研究会ポスター
  • 日時:2018年12月1日(土)13:00~15:15(受付開始 12:45)
  • 会場:如水会館1F コンファレンスルーム(東京都千代田区一ッ橋2-1-1)
  • 主催:一橋大学「芸術と社会」研究会
  • 会費:一般 1,000円、学生 500円
  • 申込:研究会事務局にご連絡ください。
    お申込先:artsandsociety(a)yahoo.co.jp [(a)を@に変えて下さい]
  • 申込締切:2018年11月22日(木)
発表概要
発表 1 田中 佳(徳島大学准教授)

発表題目1:「アンシァン・レジームの否定?―ルーヴル美術館開館時の展示」

発表者は1793年8月10日に開館したルーヴル宮の美術館(共和国美術館)に展示された絵画537点の大半の図版を集め、同時代の展示方法に関する議論や展示例を踏まえて再現案を作成した。本報告ではその内容や特徴を検証しながら、このような展示がなされた背景や意図を探る。

1774年以降に計画が本格化したルーヴル宮の美術館は、革命政府によって共和国の理念を伝える場としての役割を与えられ、共和国誕生一周年の記念日に開館する。この美術館からはアンシァン・レジームを想起させるような要素が排除されたかに見えるが、本発表ではどのような「操作」によってそれに成功しているか、あるいは成功していないかを、展示内容や方法の分析から検討する。

河村 錠一郎(一橋大学言語社会研究科名誉教授)

発表題目2:「ラファエル前派と漱石―ロンドン1900年のアート・シーンに探る」

夏目漱石がロンドンに入ったのは1900年。ロンドンのアート・シーンが急速に変わりつつあった時である。漱石は何を見たのか、何を見なかったのか、そして彼の見聞きしたものが小説にどう反映しているか。このテーマは漱石研究でかなり究められているようで意外と未開発の部分もある。2019年3月にスタートする『ラファエル前派の軌跡』展の内幕に触れながら、話す予定。