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国立市公民館/一橋大学連携講座 写真をめぐって――光の軌跡、社会の痕跡

ポスター
  • 日時:2020年2月2日(日)~3月28日(土) 全5回 各14:00~16:00
  • 場所:国立市公民館 3階講座室
  • 主催:国立市公民館/一橋大学大学院言語社会研究科
  • 申込:要予約(公民館TEL 042-572-5141) 先着25名、無料
プログラム
第1回 2/2(日)「東京オリンピックと写真――芸術と記録の深淵に」
井上 絵美子(一橋大学言語社会研究科博士課程)
第2回 2/16(日)「揺れるまなざし――都市と写真について」
松澤 優(一橋大学言語社会研究科修士課程)
第3回 3/1(日)「写真と時間をめぐる幾つかのこと」
仲宗根 香織(写真家)
第4回 3/14(土)「写真家が書くこと」
川崎 祐(写真家、一橋大学言語社会研究科卒)
第5回 3/28(土)「写真と絵画の間に――接近、露呈、腐食」
根間 智子(美術家・写真家)

企画監修・ナビゲーション:井上 間従文

概要

写真は19世紀初頭にフランスとイギリスで発明されて以来、時に社会や個人の記録であり、また時に写真家個人の作品でありながらも、実はそのいずれにも抵抗を示す独特で奇妙な媒体として発展してきました。

光の軌跡をさざ波のようにたたえた表面としての写真は、その波紋を近現代の 政治と社会、都市、絵画や文学、さらには歴史や時間の概念に幾重にも及ぼしてきたといえます。

今回の連携講座では一橋大・言語社会研究科所属の2名の若手研究者と研究科卒業生を含む3名の若手写真家・美術家がそれぞれの視点から「写真」をめぐる多様な思考と実践を紹介します。写真家本人の作品を含む数多くの写真や映像も公開し、受講者の皆さんとの対話時間も含む、双方向型の講座です。

公民館連携「一橋大学連携講座」について

2013年以来、一部の教員および大学院生を中心に、公民館と、市民のかたがたとの協同によるささやかな企画がヴォランタリーに試みられてきました。大学という囲いの外へ踏み出て、大学院における多様な学問の営みを、すぐ外側にひろがっている地域社会の営みに、広くは世間というものに、どうしたら自然に、楽しく、互いにとって有益な形でしなやかに接続できるだろうか? その手さぐりの試みが続いています。

現在のところ、主な連携活動は、「大学院生講座」と「一橋大学連携講座」の2本です。「連携講座」は原則として毎年一度、年明けから春にかけて、数回連続で企画しています。大学院教師・学生、市民および場合により外部講師が協同して、講義・ワークショップ・ディスカッションを複合的に取り入れることで、市民と大学院の交流をはかりつつ、特定のテーマに関してスリリングな考察を深めます。市民の生涯教育に寄与するとともに、学生に柔軟な視野と経験を与え、双方に対して、大学という枠を超えた人文学の射程の広がりを呈示します。