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第11回四十雀賞授賞式・受賞記念講演会
- 日時:2023年10月10日(火)15:30~(17:30終了予定)
- 受賞者:スリーシェルズ/西耕一様
- 場所:佐野書院(地図)(オンライン同時開催
- 参加方法:授賞式・受賞記念講演会はオンラインでどなたでもご覧いただけます。
オンライン参加申し込みはこちら (Googleフォームが開きます)です。前週の10月6日(金)までにお申し込みください。 - ゼミ・大学関係者(含卒業生、元教員)の方々は、当日現地(佐野書院)にお越しいただけます。参加申し込みフォームより、前週の10月6日(金)までに出席のご希望をお知らせください。
- 問合せ先:小岩 信治研究室
- 詳細はこちらから
四十雀賞とは
当研究室では、毎年、本邦の音楽文化に広く貢献した個人・団体に「四十雀賞」をお贈りしています。賞の名前は、一橋大学があります国立市の鳥で、美しい鳴き声を持つ「シジュウカラ」に由来します。
2023年 受賞者 スリーシェルズ/西耕一様
昭和の現代音楽、アニメ音楽、映画音楽、3人の会等。 伊福部昭百年紀代表。渡辺宙明、チャージマン研など。日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズ代表。
授賞理由
株式会社スリーシェルズは「100年以上の歴史を持つ日本のクラシック音楽をアーカイヴして次世代へ受け継ぐ」という経営理念のもと、日本の音楽家による作品の発信、埋もれた名作の発掘と資料の保存、広報、啓蒙を目的としている。
具体的な活動として、伊福部昭・早坂文雄・「3人の会」(黛敏郎・團伊玖磨・芥川也寸志)などの貴重な作品資料を、散逸を防ぐべくアーカイヴ化している。また演奏会の企画、音源制作、DOMMUNEなどによるWeb配信により、演奏機会の少ない作品を積極的に発信している。加えて、日本人作曲家の楽譜のレンタル事業などを通じて、演奏機会を拡大し研究を促進している。
スリーシェルズの幅広い活動は、邦人作品を過去から現在、そして未来へ繋げていくものであり、本邦の音楽文化に広く貢献している。
以上の理由から、「スリーシェルズ」に第11回四十雀賞を授与したい。
四十雀賞 これまでの受賞者の方々(敬称を略します)
- 第1回(2013)
- 岡田 暁生(著作『恋愛哲学者モーツァルト』に対して)
- 第2回(2014)
- 宗次ホール/宗次 德二(小規模コンサートホールの開設・運営に対して)
- 第3回(2015)
- 村上 輝久(長年にわたる調律師としての活動に対して)
- 第4回(2016)
- 大友 良英(著作『学校で教えてくれない音楽』をめぐる活動に対して)
- 第5回(2017)
- 「ヒロシマと音楽」委員会・能登原由美(ヒロシマに関わる音楽のアーカイブ化とその普及活動に対して)
- 第6回(2018)
- 高橋管楽器(サクソフォーンを中心とする「楽器修理」に対して)
- 第7回(2019)
- 大澤 徹訓(漫画『のだめカンタービレ』における音楽監修に対して)
- 第8回(2020)
- 映画『LISTEN』(聾者による「音楽」の表現に対して)
- 第9回(2021)
- デリバリー古楽/柴田 俊幸(コロナ禍において古楽器による生演奏を届ける活動に対して)
- 第10回 (2022)
- 音遊びの会(マジョリティの発想を超えた自由な音楽表現の創出に対して)