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講演会 境界を通過しつつ考える――哲学の脱植民地化、脱植民地化の哲学
講師プロフィール
哲学者、国際哲学コレージュの「知の脱植民地化」プログラムの元ディレクター。パリ・シテ大学連携研究員。北京大学、ブラジリア大学で教鞭を取り、ニュー・カレドニアに哲学視察官として勤務したほか、グローバルサウス各地で招聘講演を重ねている。
脱植民地化の理論家として植民地的、ポスト植民地的状況を政治的、知的、芸術的次元で研究、アーティストと哲学者のコラボレーションを組織するとともに、アルジェ、ニューヨーク、ダカールを結ぶ「越境哲学(transphilosophie)」を構想、推進した。
著書に『カフカの猿および植民地に関するその他の発言』(2008)、『アラブ人は語ることができるか?』(2011)、『アフリカとその幽霊たち』(2015)、『放浪する鏡たち、あるいは知の脱植民地化(アート、文学、哲学)』(2018)、『アルジェ/東京――アジアにおける反植民地主義の密使たち』(2023)などがある。