催事・発信/新着イベント
講演会イスラエル/パレスチナ問題を開く
第一部:
ユダヤ教とシオニズム — ヤコヴ・ラブキン 『イスラエルとパレスチナ』を読む
第二部:
回顧と展望 — ラシード・ハーリディー「イスラエルはみずからにとって悪夢のようなシナリオを作り出した」(『ハアレツ』紙インタビュー、2024年11月30日)
講演会概要
鵜飼哲先生はジャン・ジュネとジャック・デリダの研究者として多くのご業績がありますが、長年のあいだイスラエル/パレスチナ問題にも深くかかわってこられました。2023年10月7日以降もさまざまな媒体をつうじて、継続的に発言をなさっています。
講演会は二部構成になっており、第一部では鵜飼先生が翻訳なさったヤコヴ・ラブキン著『イスラエルとパレスチナ』、第二部ではラシード・ハーリディ―のインタヴューを基にしてお話される予定です。書誌情報を「参考文献」として挙げていますので、講演会に参加なさる方はできれば読んでおいてください。その他、2023年の年末に翻訳が刊行されたハーリディ―の『パレスチナ戦争』、鵜飼先生が『思想』2024年11月号にお書きになったご論考「イスラエルの脱構築」もあわせてご参照ください。
参考文献
- ヤコヴ・ラブキン 『イスラエルとパレスチナ — ユダヤ教は植民地支配を拒絶する』、鵜飼哲訳、岩波ブックレット、2024年
- Rashid Khalidi, “Palestinian-American Historian Rashid Khalidi: 'Israel Has Created a Nightmare Scenario for Itself. The Clock Is Ticking,” an Interview by Itay Meshiach, in Haaretz, 30 November 2024.
- ラシード・ハーリディー『パレスチナ戦争 — 入植者植民地主義と抵抗の百年史』、鈴木啓之・山本健介・金城美幸訳、法政大学出版局、2023年
- 馬場智一「書評 — ヤコヴ・ラブキン『イスラエルとパレスチナ 』」信濃毎日新聞、2024年11月23日
講師業績(2023年11月以降)
- 「国連が国際法廷を設置して双方の戦争犯罪を平等に裁け」、『サンデー毎日』2023年11月5日号
- 「ガザの惨劇 — 国際法と平和憲法でガザの惨劇を止めよ」、『サンデー毎日』2024年7月7日号
- 「「新しい中東」以後 —「裁き」から「革命的平和」へ」、『現代思想』2024年2月号、「パレスチナから問う — 100年の暴力を考える」
- 「殺戮者の手を縛るために」、森達也編著『ガザ虐殺を考える』、論創社、2024年
- 「イスラエルの脱構築」、『思想』2024年11月号、「デリダ没後20年」
- 「パリから<南>へ — 1980年代留学経験点描」、『現代思想』、臨時増刊「わたしの留学記」、2024年11月