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カリキュラム

授業紹介

「アジアをつなぐことば」

言語社会研究科の特色ある授業のひとつとして、リレー講義科目「言語と社会A:アジア共同体論~アジアをつなぐことば」をご紹介します。これは「ワンアジア財団」からの寄付講義として、基礎講義「言語と社会A」の枠組みで毎年継続的に開講されるものです。

現在の世界では、グローバリゼーションの進行とともに国民国家の枠組みがしだいに相対化されつつあると同時に、国家を超えるような地域共同体への関心が高まっています。この授業では、言語や文化に関わるさまざまな現象を「アジア」という広がりのなかでとらえることによって、国家を超えた文化の在り方への認識を深め、文化面での「アジア共同体」の可能性を探っていきます。

講義の目的は、言語と文化の視点から、アジア的空間のなかの多様性と相互性を理解し、「アジア共同体」がそれぞれの社会の歴史や文化に支えられた豊かな多様性の世界であることを明らかにしていくことにあります。豊かな人脈を生かして多彩なゲストスピーカーを招聘し、毎年の授業を織りなしていきます。

Hitotsubashi Quarterly Vol. 40 (Oct 2013) にて「アジアをつなぐことば」の特集記事が組まれました
Hitotsubashi Quarterly Vol. 40 (Oct 2013)

このリレー講義は毎年すべてがヴィデオ記録されており、近々オープンにする予定です。

2018年度の授業計画

2018年度の授業は<流浪するアジア>を主なテーマとする。毎回の授業は、外部から招へいしたゲストスピーカーの講義が柱となる。予定している外部講師とテーマは下記「計画」に記した通り。日本語のほか英語、中国語、韓国語、手話を使用する回もあるが、その際には日本語通訳を付ける。なお、講師と演題は変更する場合もある。

春夏学期 月曜日 4限
責任担当教員 イ ヨンスク

講師 テーマ
イ ヨンスク オリエンテーション
植村 幸夫(東京藝術大学教授) 朝鮮の音楽
姜 信子(作家) 記憶の声、沈黙、東アジアの片隅から
平田 由紀江(日本女子大学准教授)
嶽本 新奈(明治大学講師) 日本近代の女性の移動—からゆきさんを事例として—
坂元 ひろ子(一橋大学名誉教授)
「彩」(画家) 「ネパールで曼荼羅修行、ヒマラヤを描く旅」
Antonetta Bruno(ローマ大学 教授)
李 文茹(台湾淡江大学外国語文学院 教授)
フフバートル(昭和女子大学教授) 東アジア諸国の「国語」との比較でみるモンゴル語
松岡 昌和(立教大学講師)
未定
大泉 さやか(東京大学教養学部特任助教) ドイモイ後のベトナムにおける文化政策と無形文化遺産の保護
2017年度の授業計画

2017年度には流浪するアジアの<音と踊り>に注目します。講義計画は以下の通り(変更可能性あり)。日本語のほか英語、中国語、韓国語、手話を使用する回もありますが、その際には日本語通訳がつきます。

春夏学期 月曜日 4限
責任担当教員 イ ヨンスク

講師 テーマ
イ ヨンスク オリエンテーション
植村 幸夫(東京藝術大学教授) 朝鮮の音楽
吉川 良和(元一橋大学教授) 盂蘭盆について
姜 信子(作家) 記憶の声、沈黙、東アジアの片隅から
フフバートル(昭和女子大学教授) 東アジア諸国の「国語」との比較でみるモンゴル語
姜 ヒジョン(韓国・西江大学教授) 国境を越える文化財
Sharalyn Orbaugh(ブリティッシュ・コロンビア大学教授) A comparison of propaganda kamishibai in Japan with Britain's print propaganda
黄 英哲(愛知大学現代中国学部教授) 魯迅、藤野先生は台湾へ
國吉 和子(多摩美術大学講師) 日本の舞踏
Emily Wilcox(ミシガン大学助教) Diasporic Modernities: Locating East Asia in Global Modern Dance History
高 地薫(大東文化大学講師) インドネシア文化?:国民文化と文化の国籍
大泉 さやか(東京大学教養学部特任助教) ドイモイ後のベトナムにおける文化政策と無形文化遺産の保護
木村 晴美(国立障害者リハビリテーションセンター教員) 手話という言語について
鄭 俊坤(ワンアジア財団主任研究員) アジア共同体の意味