国家・公民社会・言論空間 ―“災難”(512/311)後的文化反思―
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問題提起(14:00〜14:20) : 報告1(14:20〜15:00): 報告2(15:10〜15:50): 討論(16:00〜17:00) |
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2008年5月12日に発生した四川大地震……この「災難」の最中に見られた様々な現象――若年層を中心とした広範な連帯/支援の呼び掛け、現地に駆けつけた多くのボランティア、政府の「強力」な「指導力」の顕示と中央集権体制への「賞賛」、「微博」など新たなメディアを通じて拡散した「民間」の声、民族主義的情緒の高揚と全民的一体感の醸成――は、21世紀中国にあっていかなる意味を持つことになるのでしょうか? 強大な巨大集権国家への再編に合法性を与えるものか、あるいは国家/政府による支配を脱した新たな社会モデルの基本原理を示唆するものか……中国思想文化界の評価は様々であり、今日に至るも共通の評価/認識に達していないようです。 そして2011年3月11日の東日本大震災……巨大自然災害と原発事故は、われわれの社会/生活のあり方そのものに本質的な問いを投げかけ、いまも投げかけ続けています。それは近代世界の根幹をなしてきた原理への強い質疑を含むものです。“512”の後、中国人が想像する社会のあり方、“311”の後、日本人が想像する社会のあり方、両者は同じ方向を向いているのでしょうか?その想像力は、いずれも人類社会の、より合理的で幸福なあり方へと向けられているのでしょうか?中国の文化批評界の最前線で活躍する研究者を迎えて討議したいと思います。 |