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お知らせ

国際シンポジウム「言語の公共性と言語教育」

  • 日時: 2008年7月5日(土) 10:00〜17:30   
  • 場所: 一橋大学 東キャンパス国際研究館4階 大教室
  • 主催:一橋大学大学院言語社会研究科,国立国語研究所,韓国国立国語院
  • 事前申込み: 不要
  • 連絡先:イ・ヨンスク (一橋大学言語社会研究科教授)
 

趣旨:

言語がコミュニケーションの道具であることは言うまでもありません。しかし、言語が公共生活のなかで用いられるときには、私的生活に用いられるときとは異なる機能を果たすことが求められます。事実、社会の公共生活が成立するために、言語というコミュニケーション手段は欠かすことができません。それでは、言語の公共的な機能とはいかなるものでしょうか。また、そこにおいて言語教育はどのような役割を果たすのでしょうか。公共圏があらゆる人々に開かれたものであるとするなら、どのような点で言語は公共圏を構成する要因として働くのでしょうか。このような問いかけは、多様化と流動化の進む現代社会にとって、ますます切実なものになりつつあります。本シンポジウムは、一橋大学大学院言語社会研究科、国立国語研究所、韓国国立国語院の共催により、これらの諸問題をさまざまな角度から検討することを目的とします。こうした問題に関心をおもちのみなさまのご参加をお待ち申し上げます。

 

【プログラム】

10:00〜10:15 開会あいさつ(一橋大学言語社会研究科長 佐野泰雄)

 

第1セッション「言語による公共圏の形成」

司会 糟谷 啓介(一橋大学)

10:15〜10:40 チョ テリン(韓国国立国語院)
「客観性を欠いた差別的言語表現の実態と改善方向」

10:40〜11:05 田中 牧郎(国立国語研究所)
「難解用語の問題とその対処」

11:05〜11:30 イ・ヨンスク(一橋大学)
「マイノリティに開かれた言語的公共性」

11:30〜11:40 休憩

11:40〜12:30 ディスカッション

 

第2セッション「公共生活への参加における言語教育の役割」

司会 石黒 圭(一橋大学)

14:00〜14:25 チェ ヘオン(韓国国立国語院)
「言語的公共性確保のための障害人の言語標準化」

14:25〜14:50 庵 功雄(一橋大学)
「言語保障の手段としての日本語をめぐって―『生活者の日本語』の必要性−」

14:50〜15:15 嘉数 勝美(一橋大学大学院博士課程/国際交流基金)
「日本語教育の国際公共性―アンビバレンスまたはジレンマの観点から」

15:15〜15:25 休憩

15:25〜16:15 ディスカッション

16:30〜17:30 全体討論

 

 

 

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