教員と研究領域/第2部門(日本語教育学位取得プログラム)
西谷 まり
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研究概要とメッセージ
日本語教師のみなさん、これから日本語を教えたいと考えているみなさん、こんにちは。私が日本語を教え始めたきっかけは新聞の小さな記事「インドシナ難民が定住促進センターを出てから日本語を教えるボランティアが足りなくて困っている」という難民を助ける会のSOSです。当時、会社をやめて将来を考えあぐねていた私はすぐさま、日本語教師養成講座で勉強を始め、講座修了後に欧米のビジネスマン対象の個人レッスンを始めるとともに、難民を助ける会でボランティアを始めました。この30年余りの間に、インドシナ難民、中国帰国者、定住外国人、大学生、大学院生、児童・生徒いろいろなところで、いろいろな対象者に日本語を教え続けてきました。日本語を使って夢を実現していく人々を目の当たりにするのは大きな喜びです。
日本語教師の教育に携わるようになったのは、20年近く前、ベトナムの日本語学校でした。言語社会研究科の大学院では模擬授業、国内教育実習、海外教育実習を担当してきました。言語社会研究科で学んだ学生たちは海外、日本の教育現場で日本語教師として活躍するほか、日本や海外で企業の一員として大学院での学びを生かして活躍しています。
私の研究テーマのキイワードは「不安」と「失敗」です。「失敗から学ぶ」日本語教育、日本語教師教育を実践・研究しています。失敗とのつきあい方いかんで、人は大きく飛躍するチャンスをつかむことができます。失敗を恐れず挑戦していく方々をお待ちしています。
2017年5月